限定品ということでしたので、終わってしまうのが嫌で、残りわずかを残していましたが、香気はどうしても徐々に失われていってしまいます。香りが弱まる前に飲んでしまう?とボトルを眺めて考えています。
このジンの素敵さを少し書いてみると。。。
このジンを作ったヘンドリックスジンのマスターディスティラー(蒸留をする人) レスリー・グレイシー女史は、伝統にとらわれず、バラとキュウリというイギリス的な素材を使ってジンのルネッサンスを引き起こした美酒『HENDRICK’S』を誕生させた女性です。彼女が生み出すジンのレシピは独特で個性的、遊び心満載のフレーバー実験にまつわる物語がそれぞれのジンに存在しているのだそうです。
このMIDSUMMER SOLSTICEは、夏至の永遠の神秘性を祝してナチュラルなフローラルエッセンスが注入されており、フローラル感と豊かなフルーツ感とがまるで香水のようにかぐわしいジンです。
ボトルの裏に、From our CABINET of CORIOSITIES(好奇心の戸棚)と書かれています。
レスリー・グレーシー女史の所有する戸棚に保管されている数々のボタニカルや蒸留物や、実験液の収集から彼女の素晴らしいレシピが誕生するようです。
レスリー・グレイシーさんを知るにつれ、その感性、仕事ぶり、キャリアなどなどすべてが『素敵だ』と、もっと知りたいと思ってしまいます。また、このジンそのものはもちろん、大人可愛く、エレガントなボトルの魅力も相当なものです。空になったボトルは、自宅の自分の机の上にずっと飾っておくつもりです。私のジンの体験はまだまだ日も浅く、乏しいものですが、出会ったジンの中の大好きな1本であり続けることは間違いありません。