桃の節句のお茶会

〜玉露飲みくらべ〜

3月2日、お雛さまの日の前日に、毎月当店で日本茶のレッスンを開講されている祥帆先生のお茶会を開催しました。前日までの雨も上がり、春の陽射しのお天気に気分も華やぎました。

今回の玉露は、静岡の岡部、京都の宇治、福岡の八女の3種類!いずれも名人とか、匠と呼ばれる作り手による玉露でした。旨味と甘味と豊かなお茶の香りを存分に楽しみました。こうして飲み比べると、玉露と言ってもそれぞれ違った特徴があり、好みも分かれるのが興味深いところでした。

お茶会の後は、今回も楽しみにしていた「和食や芦田」さんの桃の節句のお弁当。

野菜のちらし寿司、はまぐりしんじょのお吸いもの、種々さまざまなお料理がぎっしり詰まった器の中央には大根で作ったぼんぼりが。一人一人ぼんぼりに灯りを灯していただいて、和やかにひな祭りをお祝いしながらお弁当をいただきました。

今回のお茶会のあと、色々なことを感じたり考えました。

①知ること、体験する、共有することの楽しさ

玉露というお茶はそんなに普段によく飲まれているお茶ではありません。産地や作り手のこと、美味しく淹れるコツ、仲間と味わいお互いの好みを知ったり。何かを誰かと共にする楽しさをあらためて感じました。

②気持ちは、一つ

講師のいれるお茶からは、お茶のおいしさや楽しさ、奥深さを、料理人さんの作られたお弁当からは、華やいだ季節感、美味しさはもちろんまごころまでも感じられました。そしてお客さまには、コロナ禍の開催にあたりお願いしたことに、たくさんのご協力をいただきました。このひとときが良い時間になるように、この会に関わるすべての方々の思いは一つだったように感じました。

③感謝

コロナ禍のイベントで、企画から終了時まで、振り返るとさまざまな経験ができたように思います。皆さんのおかげで無事に開催、終了でき感謝の気持ちいっぱいです。

心から、祥帆先生、芦田さん、そしてご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

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