先日、北海道の想いやりファームの創業者の方がご来店になりました。実は、少し前から存じ上げていて、ご来店は2度目。でも、それまで『想いやり生乳』がいかなるものなのかをお話しすることもなく、その日も、牛乳と言っては、『あっ、生乳でした』と言い返す始末。ではどうして、今回生乳のお話を少し伺うことができたのでしょう・・・
それは、たまたまその日初めてご来店になったご夫妻のおかげなのです。若干ご高齢のご夫妻がたまたま隣におかけになり、何かのお話から、『RAW MILK(生乳)』という言葉が出てきて、一気にお話が盛り上がり、私もカウンター越しに聞かせていただくことができたのでした。後から考えると、あのタイミングであの方とあの方が出会うって、なんとも不思議で、人の出会いは偶然ではないってほんとよねって思ったりもしています。
皆さんは、『RAW MILK』ご存知ですか? 想いやりファームの『想いやり生乳』をご存知でしょうか?
一般的な定義のようなことを書くとすれば、生乳とは、牛さんから絞ったそのままと言いますか、非加熱、無殺菌、ノンホモ(脂肪球を均質化していない)、もちろん添加物などないミルクです。低温殺菌(パスチャライゼーション)した牛乳ではありません。非加熱なんて、そのようなことが可能なの?とおっしゃる方がほとんどですよね。私もそう思っていますが、長い年月をかけてそれを可能にされたファームの方にお会いしましたし、購入して飲んでみたのですから存在するのですよ。
生乳は、牛さんのおっぱいですが、牛乳ではありません。想いやりファームの『想いやり生乳』は世界で唯一安全が保証されている RAW MILKです。
その何がどう良くて、どう素晴らしいのかを語るのは、私には知識が無さすぎて難しすぎるのですが、私なりに共感、納得できるものであるのはどういう点なのかをお話ししてみたいと思います。
私の『想いやり生乳』を飲んだ感想は、さっらとした風味で、牧草地の香りのようなものをうっすら感じました。甘みがあって、いわゆる私たちが知ってるミルク風味ではありません。飲み終えた瓶に鼻を近づけても知ってる牛乳の香りはしません。1本目と2本目では少しニュアンスが違って感じられました。賞味期限の日に飲んだ2本目は到着後すぐに飲んだものより少しトロッとクリーム感もありました。消費期限でなく賞味期限であることにも少し驚きました。牛乳って消費期限と書かれているものが多いですものね。
おいしいの?と聞かれると、なんと答えましょうか。初めてのものを味わった時のは感想って難しいですよね。そして、牛乳ではないのですから、比較のしようもありません。そして、栄養成分についても、何がどのくらいと数値にして表せるわけではありません。でも、結果的に良いことは最後にみなさんにもおわかり頂けるように思います。
ぜひ、htpps://omoiyari.com を検索して、理念というところを読んでみてください。
そちらを拝見した時に、昨年、オーガニックについて学んだ時に学習したことを思い出しました。
少し話がとびますが、オーガニック(有機農業)とは、『人、動物、植物 全ての命を幸せにする仕組み』です。私たちがオーガニックというときには、自分や家族のカラダに良いからという個人の利益を考えることがほとんどで、社会に目をやる方は少ないですよね。歴史については省略しますが、2005年に、1970 年代に設立されたIFOAM(国際有機農業運動連盟)によって有機農業の4つの原理が定められました。
・健康の原理・生態的原理・公正の原理・配慮の原理 です。これらが実践されるプロセスこそがオーガニックなのです。カラダに良さそうというイメージだけのものではありません。
想いやりファームさんの社是を読んだ時、この原理のことを思い出し、まさにそれを実践されていることを知りました。
・牛たちへの想いやり・顧客への想いやり・環境への想いやり・商品への想いやり・仲間への想いやり
牛さんはもちろん、人も自然も誰も、何も苦しまない、全ての命を幸せにする仕組みが実践されいるようです。何も強いられず、本来の生き方で過ごす牛さんのお乳、生乳。牛乳との違いがなんとなくおわかりになりませんか。生乳が良いものだと共感し納得できた、あくまで私目線のポイントです。
もちろん、ミルクティーにも使ってみました。意識的に、ミルクインファーストで。(なぜだかわかるかな?)
それでどうでした?って絶対聞きたくなりますよね。そうですね・・・緑の牧草地に座って、草をおいしそうに食べる牛さんを眺めながら、爽やかな青空の下のお茶の時間が似合うような、そんなミルクティーでした。・・・わけわかんないよ〜って思ってますよね😄
1本¥2,000の生乳を毎日飲むのはなかなか難しいですよね。でも一度飲んでみる意味はとても大きいように思います。(もちろん、もう少し回数が飲めるともっとそれは意味を持ってくることでしょう) 社会や、地球、次世代のために良く、全ての命の幸せについて思ってみる、考えてみる良い機会にもなりそうです。